「今は宇宙戦艦ヤマト2202HRというのがあるのか」
「君に知らないことがあるのかい?」
「宇宙戦艦ヤマト2202についてはほぼ全てが知らないことだ」
「えー」
「しかし、これを見ていて、クラスター24HRを思い出してな」
「なんだいそれは」
「アニメックになった南田躁によるアニメ原作小説的なものだ。WikiPediaには【学活ロボ クラスターHR】として載っているが、自分はクラスター24HRと記憶している。ネットを検索すると、クラスター24HRとして言及されている事例が2つあったから自分だけではないようだ」
「それで。これはどんな作品なんだい?」
「うん。記憶によるとだな。学校の特定のクラスの生徒が巨大ロボットを動かすことになる。24個のメカが合体する。自衛隊が首を挟んできたりする。そういう内容だ」
「えーと。それって、ライジンオー?」
「ライジンオーよりも遙か昔だ。事実上、ライジンオーの企画はクラスターのパクりだろう」
「えー」
「ちなみに、クラスターは学級のクラスと、集合のクラスターを掛けたものだろう」
「HRは?」
「ホームルームじゃないかな」
「で、どこが面白かったんだい?」
「ラストが凄く印象に残ってな」
「どんな結末?」
「うろ覚えの記憶で書く。進級したのでロボットを扱うことは次に同じクラスになった子供達に任せろと言われて手を引いたら、実はプロの兵士が引き継いでいて、しかもロボットを使いこなせずに惨敗するから、改めてロボットを操るという結末だった」
「それはどういうことだい?」
「【クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ぽっきり大進撃】で適性のない野原一家なのに、ずっと敵と戦い続けた結果、交代は無意味になっていたようなものだ」
「ぜんぜん意味が分からないよ」
「経験を積んでベテランになったしまった素人達がいるとき、後から未経験のプロが来ても代役にならないってことだ」
「それで、そのこととヤマトがどう関係するんだ?」
「何も関係無い。ただ単に連想しただけだ」
「ぎゃふん」
オマケ §
「で、宇宙戦艦ヤマト2202HRは何か分かったのかい?」
「さあ……。調べてないから分からない」